リキュールの種類を解説|果実系・香草系などの分類と特徴

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リキュールには、カシスやオレンジなどの果実を使ったもの、ハーブや薬草の複雑な香りを生かしたもの、ナッツやコーヒーの風味を楽しめるものなど、さまざまな種類があります。

リキュールは非常に種類が多いため、使われる香味原料などに注目して分類すると、それぞれの特徴や違いを理解しやすくなります。ただし、こうした分類はリキュールをわかりやすく整理するための方法の一つで、すべての商品を明確に区分できるわけではありません。

この記事では、リキュールの主な種類と分類を、香草・薬草系、果実系、ナッツ・種子系などに分け、それぞれの特徴や代表的なリキュールとともにわかりやすく解説します。

リキュールそのものの定義や原料、歴史などの基礎知識から知りたい方は、リキュールとは?原料・種類・楽しみ方・カクテルの基本を解説もあわせてご覧ください。

リキュールを香味原料から分類

リキュールを香味原料から分類

リキュールは種類が非常に多いため、使われる香味原料に注目すると、それぞれの特徴を理解しやすくなります。

一般的には、果実系、香草・薬草系、ナッツ・種子系、クリーム系などに分けて紹介されることがあります。ただし、これはリキュールをわかりやすく整理するための分類方法の一つであり、すべての商品が明確にどれか一つへ分類できるわけではありません。

種類特徴代表的なリキュール
果実系果実や果皮、果汁などの香りや風味を生かしたリキュール。柑橘類やベリー類、桃など幅広い果実が使われるクレーム・ド・カシス、コアントロー、グラン・マルニエ、リモンチェッロ、ピーチリキュール
香草・薬草系ハーブ、薬草、スパイスなどを使い、複雑な香りや苦味などを特徴とするリキュールカンパリ、シャルトリューズ、ベネディクティン、イエーガーマイスター、スーズ
ナッツ・種子系ナッツや種子などに由来する香ばしい風味を生かしたリキュールアマレット、フランジェリコ、ノチェロ
クリーム系などクリームなどを使用し、まろやかで濃厚な味わいを特徴とするものなどベイリーズ、ヨーグリートなど

果実系リキュール

果実系リキュールは、果肉や果汁、果皮などから得られる香りや風味を生かしたリキュールです。

カシスや桃などの果実を使ったものから、オレンジやレモンなど柑橘類の香りを特徴とするものまで幅広くあります。

クレーム・ド・カシスやピーチリキュール、コアントロー、グラン・マルニエ、リモンチェッロなどが代表的です。同じ果実系でも原料や製法によって、甘味や酸味、香りの強さなどは大きく異なります。

香草・薬草系リキュール

香草・薬草系は、ハーブや薬草、スパイスなどの植物素材を使ったリキュールです。

複数の植物素材を組み合わせて造られるものもあり、爽やかな香りを持つものから、強い苦味やスパイシーさ、複雑な香味を楽しめるものまで個性はさまざまです。

カンパリ、シャルトリューズ、ベネディクティン、イエーガーマイスター、スーズなどがよく知られています。

ナッツ・種子系リキュール

ナッツや種子などに由来する香ばしい風味を特徴とするリキュールです。

アマレットやフランジェリコ、ノチェロなどが代表的で、甘味やコクを持つものも多くあります。

なお、アマレットはアーモンドのリキュールとして紹介されることもありますが、製品によって杏仁などが香味原料に使われています。そのため、単純に「アーモンドを原料とする酒」と考えない方が正確です。

クリーム系などのリキュール

リキュールには、果実やハーブ、ナッツなどとは異なる素材を生かしたものもあります。

代表的なのがクリーム系で、乳製品などを使ったまろやかで濃厚な味わいが特徴です。ベイリーズなどがよく知られています。

このほか、コーヒーやカカオ、茶類などの風味を生かしたリキュールもあり、カルーアやチョコレートリキュール、抹茶リキュールなど、使用される素材は多岐にわたります。

リキュールは製法によっても違いがある

リキュールは香味原料だけでなく、どのように素材の香りや風味を取り入れるかによっても仕上がりが異なります。

代表的な方法には、素材をアルコールに漬け込んで香味成分を抽出する浸漬や、蒸留によって香りを取り出す方法、香料やエキスなどを利用する方法があります。製品によっては、複数の方法を組み合わせて造られることもあります。

ただし、これらはリキュールそのものの「種類」というより、香りや風味を取り入れる製造方法の違いとして考えるとわかりやすいでしょう。

浸漬や蒸留などの製法や、リキュールができるまでの工程について詳しく知りたい方は、リキュールの作り方をご覧ください。

リキュールの種類はどう選ぶ?

カクテルまとめ

リキュールは種類が多いため、初めて選ぶときは「どれを選べばいいのかわからない」と迷うこともあるでしょう。

そんなときは、まず好みの香りや味わいどのように飲みたいかの2つに注目すると選びやすくなります。

好みの香りや味わいから選ぶ

フルーティーな香りを楽しみたいなら、カシスやピーチ、オレンジなどを使った果実系が選択肢になります。

ハーブの複雑な香りや苦味を楽しみたい方は香草・薬草系、香ばしさやコクのある味わいが好みならナッツ・種子系、まろやかで濃厚な味わいを楽しみたい場合はクリーム系などに注目してみましょう。

ただし、同じ種類でも甘さや香り、アルコール度数などは商品によって異なります。分類はあくまで、自分の好みに近いリキュールを探すための目安として考えるとよいでしょう。

飲み方に合わせて選ぶ

どのように楽しみたいかから種類を考える方法もあります。

ストレートやロックで香りや味わいをじっくり楽しむほか、ソーダやジュースなどで割ったり、カクテルの材料として使ったりと、リキュールにはさまざまな楽しみ方があります。

特定の種類に飲み方を決めつける必要はありません。気になるリキュールを見つけたら、その商品の特徴を確認しながら、自分の好みに合った飲み方を試してみるのもよいでしょう。

リキュールの割り方や基本的な楽しみ方について詳しく知りたい方は、リキュールの飲み方をご覧ください。

まとめ

リキュールには、使われる香味原料によってさまざまな種類があります。代表的なものとして、果実系、香草・薬草系、ナッツ・種子系、クリーム系などがあり、それぞれ香りや味わいに異なる特徴があります。

ただし、これらは数多くあるリキュールを理解しやすくするための分類方法の一つです。複数の素材を組み合わせた商品もあり、すべてのリキュールを明確に一つの種類へ分けられるわけではありません。

また、リキュールは使われる素材だけでなく、浸漬や蒸留など香りや風味を取り入れる方法によっても個性が生まれます。

初めて選ぶときは、果実のフルーティーな香り、ハーブの複雑な風味、ナッツの香ばしさ、クリームのまろやかさなど、自分が好む香りや味わいから種類を絞ってみると選びやすいでしょう。

まずは気になる種類から試して、それぞれのリキュールが持つ香りや味わいの違いを楽しんでみてください。

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