ウイスキーの種類とは?スコッチ・バーボンなどの違いをわかりやすく解説

ウイスキーの種類

ウイスキーの種類とは

ウイスキーは、産地や製法の違いによってさまざまな種類に分類されます。
それぞれ味わいや香りが大きく異なるため、種類を知ることで自分に合ったウイスキーを選びやすくなります。

本記事では、ウイスキーの種類を初心者にもわかりやすく解説します。


🌍 世界の主なウイスキーの種類

スコッチウイスキー

スコットランドで造られるウイスキーで、スモーキーな香りや個性的な味わいが特徴です。
ピート(泥炭)を使った製法により、独特の風味が生まれます。

イギリスの主要な製品として200ヶ国以上に輸出しています。全てのウイスキーの生産量の60%はスコットランドで作られていることから、スコットランドはまさしくウイスキーの聖地だと言えるでしょう。

項目内容
主な産地スコットランド
原材料大麦麦芽、とうもろこし、ライ麦、小麦
製法スコットランドで精麦、糖化、発酵、蒸留、熟成までが行われる。麦芽を乾燥させるとき泥炭(ピート)による独特な香りが特長。
特長スコッチウイスキーの銘柄にはアイランズモルト、アイラモルト、スペイサイドモルト、キャンベルタウンモルト、ハイランドモルト、ローランドモルトなど様々な種類の銘柄がある。
主なメーカー・ザ・マッカラン
・タリスカー
・グレンフィディック
・ジョニーウォーカー
・オールドパー
・ザ・グレンリベット

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バーボンウイスキー

アメリカで造られるウイスキーで、トウモロコシを主原料とするのが特徴です。
甘みやバニラのような香りがあり、飲みやすい味わいです。

よくアメリカのウイスキー=バーボン・ウイスキーと思われがちですが、実は違んですね。バーボン・ウイスキーはアメリカン・ウイスキーの1種になります。

また、バーボン・ウイスキーの中に、ケンタッキー州で生産されるケンタッキーウイスキーとテネシー州で生産されるテネシー・ウイスキーとに区分されています。バーボンで有名なジャック・ダニエルはテネシー・ウイスキーになります。

項目内容
主な産地アメリカ
原材料大麦麦芽、とうもろこし、ライ麦、小麦
製法基本的にとうもろこしやライ麦、小麦などの穀物を原料とし、アルコール度数を95%以下で蒸溜させ、オーク樽で熟成させ、アルコール度数40%以上で瓶詰めする。
特長アメリカでウイスキーが作られるようになったのは1622年からですが、当時は樽で熟成させていないので非常に飲みにくく、ハーブや香辛料を混ぜてごまかしていた。
18世紀に入ると、スコットランドの移民が現地の蒸溜技術を伝えたことでようやく味が美味しくなった。
主なメーカー・ワイルド・ターキー
・ジャック・ダニエル
・ウッドフォードリザーブ
・フォアローゼズ
・ジムビーム
・メーカーズマーク

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アイリッシュウイスキー

アイルランドで造られるウイスキーで、軽やかでなめらかな口当たりが特徴です。
クセが少なく、初心者にもおすすめです。

スコッチウイスキーなどが生まれる以前の1900年ごろは世界で6割程度のシェアを占めていたそうです。

項目内容
主な産地アイルランド
原材料大麦麦芽、とうもろこし、ライ麦、小麦、未発達大麦
製法アイルランドで糖化、発酵、蒸留、熟成までが行われる。木製の樽での熟成が法律によって義務付けられている。
特長スコッチウイスキーの銘柄にはアイランズモルト、アイラモルト、スペイサイドモルト、キャンベルタウンモルト、ハイランドモルト、ローランドモルトなど様々なアイリッシュ・ウイスキーにはポットスチルウイスキーという種類が存在する。ポットスチルウイスキーは原材料が混合しており、大麦麦芽と未発達大麦を30%、その他の穀物の合計が5%以下と定められている
また、大麦と麦芽が全体の95%を占めており、なおかつ大麦麦芽はノンピートであることが義務付けられている
主なメーカー・ブッシュミルズ
・ジェムソン
・レッドブレスト
・カネマラ
・タラモアデュー

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ジャパニーズウイスキー

日本で造られるウイスキーで、繊細でバランスの良い味わいが特徴です。
食事にも合わせやすく、世界的にも高く評価されています。

ジャパニーズ・ウイスキーとは日本国内で製造されているウイスキーのことで、オークションで非常に高い値段で取引されたり、アジアからの旅行者が爆買いしたり、蒸溜所や見学者でひしめき合っていたりと世界各国から人気を集めています。

項目内容
主な産地北海道余市郡の余市蒸溜所や宮城県仙台市の宮城峡蒸溜所など
原材料大麦、小麦
製法スコッチ・ウイスキーの製法と非常に似ている
特長ジャパニーズ・ウイスキーが製造されている蒸溜所はウイスキーづくりに非常に適した環境で、モルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーが製造されている
主なメーカー・サントリースピリッツ
・ニッカウヰスキー
・キリンビール
・本坊酒造
・江井ヶ島酒造

▶ ジャパニーズウイスキーを詳しく知りたい方はこちら


カナディアンウイスキー

カナディアン・ウイスキーはかつてアメリカで行われた禁酒法を機に爆発的に売上を伸ばした世界5大ウイスキーの1つです。

その後も、カナダから良質なウイスキーがアメリカに供給されたことで、さらにアメリカにおいて人気が定着しました。

項目内容
主な産地カナダ
原材料大麦麦芽、とうもろこし、ライ麦、小麦
製法穀物のみを原料として糖化させて発酵させ、カナダ国内で蒸溜し、容量700リットル以下の樽で最低でも3年間熟成させる。
特長カナディアン・ウイスキーにはフレーバリングウイスキーとベースウイスキーの2種類があり、この2つをブレンドしたカナディアン・ブレンデッドウイスキーがある。
何と言っても非常に軽くて飲みやすいのが最大の特徴
主なメーカー・カナディアンクラブ
・カナディアンミスト


🥃 製法によるウイスキーの種類

ウイスキーの陳列

モルト・ウイスキー

モルト・ウイスキーとは単式蒸溜器で蒸溜して造られるウイスキー。原材料のモルト大麦の麦芽が100%使われている。

癖のある臭いが特長のピートと呼ばれる泥炭で燻したり、スモーキーな香りが楽しめるなど、基本的に他のウイスキーにはない個性的な味が楽しめるのがポイントです。

モルトウイスキーにはシングルモルトブレンデッドモルトの2種類があります。

シングル・モルトウイスキーとは

シングル・モルト…1つの蒸溜所で製造される。

シングルモルトが親しまれているのは、各蒸溜所によって味の個性がまるで違うからです。仕込みの際に使用する水から製造工程、蒸溜器の形状、熟成される樽や熟成環境の違いなど、蒸溜所によって味の個性が非常に大きく変わるため、シングルモルト1つとっても千差万別の楽しみ方があります。

ブレンデッド・モルトウイスキー(ヴァテッド・モルト)とは

ブレンデッド・モルト…複数の蒸溜所のモルト原酒を混ぜ合わせて製造する。

モルト原酒を混ぜ合わせることをヴァッティングと呼ぶことから、ヴァテッド・モルトと呼ばれることもあります。

シングル・モルトとシングル・カスクの違いは?

シングル・モルトとシングル・カスクの違いは、『樽』にあります。

  • シングル・モルトは1つの蒸溜所で製造されている。
  • シングル・カスクは1つの蒸溜所の中の1つの樽で製造されている。

シングル・モルトは厳密に言えば1つの蒸溜所で製造されるものの、同じ蒸溜所内であればブレンドしても問題ないと言われています。シングル・カスクはそれをもっと突き詰めたもので、何も混ぜずに1つの樽のみで製造するのが最大の違いです。

蒸溜所と熟成年数が同じでも樽ごとに香味などが大きく変わるため、1つの蒸溜所内の樽ごとの楽しみ方があるのです。なお、同じボトルは世界に100本~400本程度しかないという希少性も兼ね備えています。


グレーンウイスキー

トウモロコシなどの穀物を原料としたウイスキーで、軽やかで飲みやすい味わいです。

項目内容
原材料大麦麦芽、とうもろこし、ライ麦、小麦
製法蒸溜の段階で連続式蒸溜器を使うのが特徴
特長一般的なモルトウイスキーと比べてクセが少なく、飲みやすい

ブレンデッドウイスキー

モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたもので、バランスが良く初心者にも人気です。

項目内容
原材料大麦麦芽、とうもろこし、ライ麦、小麦
製法複数の樽の原酒を混和させる製法
特長単発式蒸溜器の複雑な味わいと連続式蒸溜器の飲みやすさを兼ね備えているのが特徴

ウイスキーの種類の選び方

ウイスキーは種類によって大きく味わいが変わります。

  • 香りを楽しみたい → スコッチ
  • 甘く飲みやすい → バーボン
  • 軽く飲みたい → アイリッシュ、カナディアン
  • バランス重視 → ジャパニーズ

👉まずは自分の好みに合いそうな種類から選ぶのがおすすめです。


まとめ

ウイスキーは産地や製法によって多くの種類に分かれ、それぞれ個性があります。
種類を理解することで、自分に合った一本を見つける楽しみが広がります。

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