ジンの王様!イギリスのジンおすすめ9選とその魅力をご紹介

「ジンを選びたいけど、どれを選べばいいかわからない」
「本場のジンって何が違うの?」
そんな方におすすめなのが、ジンの本場イギリスのジンです。
ジンは世界中で造られていますが、そのスタンダードを築いたのがイギリス。
特にロンドンドライジンは、現在のジンの基準ともいえる存在です。
この記事では、
・イギリスジンの特徴
・種類ごとの違い
・おすすめ銘柄
をわかりやすく解説します。
初心者の方からジン好きの方まで、自分に合う1本が見つかる内容になっています。
イギリスジンとは?特徴と魅力
イギリスジンとは、世界中で親しまれているジンの中でも、特にスタンダードとされるスタイルを確立した本場のジンです。現在流通している多くのジンの基準となっているのが、イギリス発祥の「ロンドンドライジン」です。
ジンは穀物を原料としたスピリッツに、ジュニパーベリー(ネズの実)を中心としたボタニカルで香りづけした蒸留酒です。中でもイギリスジンは、雑味の少ないクリアな味わいと、爽やかな香りのバランスが特徴で、カクテルベースとして世界中で広く使われています。
最大の魅力は、その「使いやすさ」にあります。クセが少なく飲みやすいため、初心者でも扱いやすく、ジントニックやジンソーダなどのシンプルなカクテルでも美味しく楽しめます。また、ボタニカルの種類や配合によって香りや味わいが大きく変わるため、銘柄ごとの個性を楽しめるのもジンならではの魅力です。
さらに近年では、伝統的な製法を守りつつも、個性的なボタニカルを使ったクラフトジンが増えており、イギリスジンは再び注目を集めています。定番の味わいから個性的な一本まで幅広く選べるため、自分の好みに合ったジンを見つけやすいのも魅力のひとつです。
ジンの基本について詳しく知りたい方は
👉 ジンとは
イギリスジンの歴史

ジンが有名になるきっかけは17世紀のイギリスにあります。
しかし、イギリス生まれのお酒かというと、そうでもないのです。歴史的なところからみると、ジンが生まれたのは11世紀のイタリアだとも17世紀のオランダともされています。
ジンをイギリスに持ち込んだのは、ウィリアム3世。1689年、オランダからイギリスに国王として迎えられたときです。
ジンが本格的に名をあげたのは20世紀になってからです。ウィンストン・チャーチル(イギリス第61・63代首相[1874-1965])がエクストラ・ドライ・マティーニを愛飲したことから、ジンはカクテルベースとしても知名度を上げました。
ジンはまたたくまに上流階級の間で広がり、不動の地位を築きます。ジンを有名にしたキーマンはイギリスの人々だったというわけです。
イギリスジンが人気の理由
近年、イギリスジンは世界的に人気が高まり、再び注目を集めています。その背景には、いくつかの大きな理由があります。
まず一つ目は、クラフトジンの台頭です。2000年代以降、イギリスでは小規模な蒸留所が急増し、個性的なジンが次々と誕生しました。中でもロンドンのシップスミス蒸留所は、伝統的な銅製蒸留器を復活させたことで話題となり、クラフトジンブームの火付け役となりました。職人のこだわりが詰まったジンは、従来の大量生産品とは一線を画す味わいとして、多くの人々を魅了しています。
二つ目は、ウイスキー市場の影響です。イギリスはウイスキーの本場でもありますが、ウイスキーは長期熟成が必要なため、需要の増加に対して供給が追いつかない時期がありました。一方でジンは熟成が不要なため、比較的短期間で生産できるお酒です。この特徴から、ウイスキーの代替として注目され、ジン市場が大きく成長しました。
実際に2018年には、イギリス国内においてジン市場がウイスキー市場を上回る規模となり、その人気の高さを示しています。現在では蒸留所の数も増え続け、数百を超えるとも言われています。
三つ目は、カクテル文化との相性の良さです。ジンはジュニパーベリーをはじめとしたボタニカルの香りが特徴で、トニックウォーターやソーダで割るだけでも美味しく楽しめます。特にジントニックやマティーニといった定番カクテルは世界中で愛されており、バーはもちろん家庭でも気軽に楽しめるお酒として人気を集めています。
ジンの香りの決め手となるボタニカルについて詳しく知りたい方は
👉 ボタニカルの記事
自宅での楽しみ方を知りたい方はこちら
👉 家飲みジン
基本的な飲み方はこちら
👉 ジンの飲み方
このように人気を集めているイギリスジンですが、実は種類によって味わいや特徴が大きく異なります。
次の章では、代表的なイギリスジンの種類について詳しく解説していきます。
イギリスジンの種類
イギリスのジンは一見どれも同じように見えますが、実は種類によって味わいや香り、製法が大きく異なります。代表的な4つのスタイルを知っておくことで、自分に合ったジンを選びやすくなります。
ジン全体の種類について詳しく知りたい方は
👉 ジンの種類
ロンドンドライジン(ドライジン)

ロンドンドライジンは、現在のジンの基準となる最もスタンダードなタイプです。ジュニパーベリーの香りを中心に、柑橘系やスパイスの爽やかな香りが特徴で、雑味が少なくクリアな味わいに仕上がっています。
甘味料を加えない製法が特徴で、キリッとしたドライな飲み口が魅力です。ジントニックやマティーニなど、さまざまなカクテルに使われるため、初心者にも最もおすすめしやすいタイプのジンです。
代表銘柄:タンカレー、ゴードン、ビーフィーター、ボンベイ・サファイア
オールドトムジン
オールドトムジンは、ロンドンドライジンよりも古い歴史を持つスタイルで、ほのかな甘みがあるのが特徴です。かつては蒸留技術が未熟だったため、雑味を和らげるために砂糖を加えたことが始まりとされています。
現在では、ドライジンに少量の糖分を加えて再現されており、まろやかで飲みやすい味わいになっています。甘みがあるため、カクテルにすると優しい口当たりになり、初心者にも飲みやすいタイプです。
代表銘柄:ヘイマンズ オールドトム、ジンクス オールドトム
プリマスジン
プリマスジンは、イングランド南西部のプリマスで造られる特定のジンで、地理的表示(GI)によって保護されている伝統的なスタイルです。ロンドンドライジンに比べてジュニパーの主張がやや穏やかで、全体的にまろやかでコクのある味わいが特徴です。
バランスの良い味わいから、ストレートやロックでも楽しみやすく、カクテルでは「ドライマティーニ」や「ギムレット」にもよく使われます。
代表銘柄:プリマスジン
コンパウンドジン(バスタブジン)
コンパウンドジンは、再蒸留を行わずにボタニカルを浸漬して香りづけする製法で造られるジンです。ボタニカルの風味がダイレクトに感じられるため、香りが強く個性的な味わいが特徴です。
「バスタブジン」と呼ばれることもあり、クラフトジンの中でも個性派として人気があります。香りをしっかり楽しみたい方や、ジンの違いを楽しみたい方におすすめです。
代表銘柄:バスタブジン
このようにイギリスジンは種類によって味わいや特徴が大きく異なります。
次の章では、自分に合ったジンを選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
イギリスジンの選び方
イギリスジンは種類や銘柄が多く、初めての方はどれを選べばいいか迷いやすいお酒です。ここでは、自分に合ったジンを選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
味わいで選ぶ
ジンは種類によって味の方向性が異なります。
・スッキリ・ドライ
→ ロンドンドライジン(タンカレー・ゴードンなど)
・やや甘くまろやか
→ オールドトムジン
・コク・バランス重視
→ プリマスジン
初心者は「ロンドンドライジン」から選ぶのがおすすめです。
香り(ボタニカル)で選ぶ

ジンの個性は「ボタニカル(香草・スパイス)」で決まります。
・王道(ジュニパー強め)
→ クラシックなジンらしい香り
・柑橘系(レモン・オレンジ)
→ 爽やかで飲みやすい
・スパイス・フローラル
→ 個性的で香りを楽しめる
ボタニカルについて詳しく知りたい方は
👉 ボタニカルの記事
初心者向けで選ぶ
初めてジンを選ぶなら、まずは定番銘柄がおすすめです。
・タンカレー
・ゴードン
・ビーフィーター
クセが少なく、ジントニックで美味しく飲めるため失敗しにくいです。
飲み方はこちらの詳しい記事からご覧ください。
👉 ジンの飲み方
【比較】イギリスジンおすすめ一覧
ここまで選び方を解説しましたが、実際にどのジンを選べばいいか迷う方も多いと思います。
そこで、代表的なイギリスジンを比較表にまとめました。
| 銘柄 | タイプ | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| タンカレー | ドライ | キレのある王道ジン | 迷ったらこれ・定番好き |
| ゴードン | ドライ | バランス良く飲みやす | 初心者・コスパ重視 |
| ビーフィーター | ドライ | 柑橘の爽やかさ | すっきり飲みたい方 |
| ボンベイ・サファイア | ドライ | 香り豊かで華やか | 香りを楽しみたい方 |
| シップスミス | クラフト | 複雑で奥行きのある味 | 本格派・ジン好き |
| ヘイマンズ | オールドトム | やさしい甘み | 飲みやすさ重視 |
| プリマスジン | プリマス | まろやかでコクあり | バランス重視 |
| バスタブジン | コンパウンド | 個性的な香り | 個性派・上級者 |
迷ったらこの3つがおすすめ
・初心者 → ゴードン
・王道 → タンカレー
・香り重視 → ボンベイ・サファイア
比較表で気になるジンが見つかった方は、次のおすすめ銘柄で詳しく紹介しています。
それぞれの特徴や飲み方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
イギリスジンおすすめ9選
ここでは、イギリスを代表するジンの中から、味わい・人気・入手しやすさを基準に厳選したおすすめ銘柄をご紹介します。
初心者からジン好きまで楽しめるラインナップですので、ぜひ参考にしてください。
タンカレー ロンドン ドライ ジン 47.3度

🍸 迷ったらこれ、王道の1本
キレのあるドライな味わいと、ジュニパーのしっかりした香りが特徴のロンドンドライジン。世界中で愛される定番中の定番です。ジントニックにすると爽快感が際立ち、食事との相性も抜群です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | ドライ・ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや淡麗 |
| おすすめの飲み方 | ジントニック、ジンバック |
| 相性のいい料理 | シーザーサラダ、甘鯛の塩焼き |
ゴードン ロンドン ドライジン 37.5度

🍸 初心者でも飲みやすいバランス型
ジュニパーの香りと柑橘の爽やかさがバランスよくまとまったジン。クセが少なく、ジントニックにすると非常に飲みやすい仕上がりになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | ドライ・ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや淡麗 |
| おすすめの飲み方 | ジンライム、ジントニック |
| 相性のいい料理 | 餃子、チンゲン菜 |
サントリー ビーフィーター ジン40度(ドライ・ジン)

🍸 柑橘の爽やかさが際立つ
レモンやオレンジの香りが特徴的で、スッキリとした飲み口が魅力。軽やかな味わいで、暑い季節やリフレッシュしたいときにおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | ドライ・ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや淡麗 |
| おすすめの飲み方 | ジンフィズ、オレンジブロッサム |
| 相性のいい料理 | 肉じゃが、ナムル |
ボンベイ・サファイア(ドライ・ジン)

🍸 香りを楽しむプレミアムジン
10種類のボタニカルを使用した華やかな香りが特徴。ジンらしい複雑さと上品さを兼ね備えており、ゆっくり味わいたい1本です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | ドライ・ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや淡麗 |
| おすすめの飲み方 | ギムレット、ジンバック |
| 相性のいい料理 | 唐揚げ、もやし炒め |
シップスミス ロンドンドライジン

🍸 クラフトジンの代表格
伝統的な製法で造られるクラフトジン。柑橘とスパイスが重なった複雑な香りが特徴で、ジンの奥深さを感じられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | ドライ・ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや芳醇 |
| おすすめの飲み方 | ロック、ジンフィズ |
| 相性のいい料理 | チーズ系料理、トマトときゅうりのマリネ |
ジンクス オールドトムジン

🍸 柑橘の甘みと香りが魅力
オレンジピールを多く使用した、フルーティーでやさしい味わい。ジンの苦手意識がある方にもおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | オールド・トム・ ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー、スウィートオレンジピール等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや淡麗 |
| おすすめの飲み方 | ジンライム、マティーニ |
| 相性のいい料理 | チーズ系料理、トマトとホイコーロー、なすのチーズ焼き |
ヘイマンズ オールドトム ジン

🍸 やさしい甘みで飲みやすい
ドライジンに比べてほんのり甘く、まろやかな味わい。ジン初心者でも飲みやすく、カクテルにも使いやすいタイプです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | オールド・トム・ ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや芳醇 |
| おすすめの飲み方 | ロック、ジントニック |
| 相性のいい料理 | 鶏の照り焼き、八宝菜 |
プリマス・ジン 41.2°

🍸 バランスとコクのある1本
まろやかで奥行きのある味わいが特徴の伝統的ジン。カクテルでもストレートでも楽しめる万能タイプです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | プリマス・ ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー、コリアンダー等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや芳醇 |
| おすすめの飲み方 | ジンフィズ、ジンバック |
| 相性のいい料理 | 焼き鳥、じゃがいものガレット |
マスター オブ モルト バスタブ ジン

🍸 個性派におすすめのクラフトジン
ボタニカルを浸漬して造ることで、香りが非常に強く個性的。スパイスやハーブの香りをしっかり楽しみたい方におすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生産国 | イギリス |
| 種類 | コンパウンド・ジン |
| 原料 | ジュニパーベリー、シナモン等 |
| 甘辛度 | やや辛口 |
| 香り | やや華やか |
| 味わい | やや芳醇 |
| おすすめの飲み方 | マティーニ、フレンチ75 |
| 相性のいい料理 | ビーフシチュー、チーズオムレツ |
迷ったらこの3本
初めての方や迷った方は、まずこの3本から選べば間違いありません。
・初心者 → ゴードン
・王道 → タンカレー
・香り重視 → ボンベイ・サファイア
イギリスジンの楽しみ方
イギリスジンは、さまざまな飲み方で楽しめるのも魅力です。
・ジントニック(王道)
・ジンソーダ(すっきり)
・マティーニ(本格派)
詳しい飲み方はこちら
👉 ジンの飲み方
カクテルを楽しみたい方はこちら
👉 ジンカクテル記事
まとめ
イギリスジンは、ジンのスタンダードを築いた本場の存在です。
イギリス王室のエリザベス女王(エリザベス2世)もジンを楽しんでいるそうです。昼食前にはワインをジンで割ったカクテル(デュポネ)を1杯、ディナーの前にはドライマティーニを1杯が習慣だとか。
現在のイギリス王室御用達のジンは、「タンカレー」と「ゴードン」なのだそうです。なんだか一気にラグジュアリーな気がしてしまいますが、家で飲むときは気にする必要はありません。
・初心者でも飲みやすい
・カクテルに使いやすい
・種類が豊富で選ぶ楽しさがある
まずは定番のジントニックから始めて、自分好みの1本を見つけてみてください。
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